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ちさ「今日は2012年2月26日。
  群馬県前橋市にあるここは赤城山の大沼。時間は午後3時。

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ちさ「この大沼を知っている人は驚くかもしれないでしょうが、
  信じられない位に人がいません。」

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ころん「2011年の震災の時に起きた原子力発電所の事故により、
   ワカサギから暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された事により立ち入り禁止となり、そして観光客の姿がありません。
  これからお見せする写真は2009年の写真になります。」

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ちさ「これらの写真は2009年の2月15日、午後3時ごろの写真です。」

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ころん「シーズンも終わりかけているので釣り人もまばらですが、
   シーズン終了間際ですらこのように賑わってました。」
ちさ「今年のこの静けさがウソのようです。」

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ちさ「現在お土産屋さんも数件のみが営業しています。
  小さいけれど途中にスキー場があったり、スケート場がありますがそれでも放射能が怖いという事で子供を連れた家族の姿はここにはありません。」
ころん「日に数人の観光客のためにお土産やさんは営業しています。
  閉めるとお店が凍ってしまい逆に修理代がかかるので営業せざるを得ないという理由で営業しているお店、
  営業しても赤字になるだけなので閉めて部屋の奥で生活しているお店。」

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ちさ「私たち一個人ではどうすることもできない、そんな状況なのです。」
ころん「出来ることはせめてお土産を買う事しかない、そんなことしか思いつきません。」
ちさ「お店には賞味期限がぎりぎりのお土産が並んでいます。
  それだけ人が訪れていないのです。」
ころん「震災からもうすぐ一年たちますがいったい何が進んでいるのでしょうか・・・。」

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ちさ「このような観光地を助けるには少しでもお金を使うしかないのかもしれません。」
ころん「赤城山の大沼だけではなく各地の観光地で同じようなことが起きています。
  観光客が来なくて閉めてしまったお店もたくさんあります。」
ちさ「だから、今まで来ていた人は、
  ここが・・・赤城山の大沼のお店がなくならないようにしてほしいです。」
ころん「色々テレビ番組で紹介され、サイン色紙もお店に並んでいます。
  そんなお店がなくならないように少しでも協力できれば、と。」
ちさ「本当は2011年に大沼にワカサギを釣りに行って水曜どうでしょうみたいにダブルを釣って行進しようと思ってましたが、
  結局2月に行けなくて『2012年に行けばいいや』と考えていました。
  今となってはその願いは叶わないのかもしれないけれど、それでもここも好きな場所です。
  色々旅をして好きな場所はたくさんあります。」
ころん「だから出来る事をしたいと思います。」
ちさ「大沼が好きな人、赤城山が好きな人は少しでも力になってあげてほしいと願ってます。」