ひめの「ひめのと~」
ちいか「ちいかの!」
ひめの&ちいか「鉄道模型を楽しんじゃおう~!」
OP TM CI~
ひめの「みなさんこんにちはー。
『ひめのとちいかの鉄道模型を楽しんじゃおう』略して『てつラジ!』
パーソナリティのひめのです。」
ちいか「おなじくパーソナリティーのちいかですー。」
ひめの「この番組はNゲージを始めてみようと言う人向けの番組です。」
ちいか「さて、前回はベーシックセット、スターターセットのレールに乗る車両についてお話しましたね。」
ひめの「うん。
新幹線とかの16両編成だと長さ的に厳しいって話だったね。」
ちいか「ですね。
なので今回はそんなに長くない両数のNゲージを調べて、どういうのが欲しいのか決めて行きましょう。
それに伴う注意点も一緒に紹介します。」
ひめの「はーい。」
ちいか「ちなみに車両の写真は出てきませんのであしからず(笑)」
ちいか「先ずは模型の選び方になります。
これは好みにもよりますけど『身近な車両』、『思い出の車両』、
または一般的に『有名』かつ『人気』がある車両が良いかもしれませんね。」
ひめの「そっか。そういう選び方でもいいんだね。」
ちいか「分かりやすさで言うと『特急型』と呼ばれる車両があります。
使われている車両は色々有りますが、
北海道から順に特急の名前の一例を挙げていきますと、
JR北海道の【スーパー白鳥】【スーパーおおぞら】【スーパー北斗】
JR東日本の【系成田エクスプレス】【スーパーあずさ】【スーパービュー踊り子】
【スーパーひたち】に【フレッシュプリキュ…】
…。
【フレッシュひたち】
ひめの「いま変なのがまざらなかった?(笑)」
ちいか「JR西日本の【サンダーバード】に【はるか】
【サンライズエクスプレス(JR東海仕様もあります)】【オーシャンアロー】
JR東海の【ワイドビューしなの】
JR九州の【ソニック】【白いかもめ】【ゆふいんの森】
私鉄だと南海電鉄の【ラピート】
東武鉄道では【スペーシア】【りょうもう】
小田急電鉄だと【ロマンスカー】などなど!
はぁはぁ。
…。
簡単に上げただけでもこれだけ有ります。」
ひめの「お疲れ様(^^;」
ひめの「で、特急車両は何両編成なの?」
ちいか「185系「踊り子」号が15両編成、「フレッシュひたち」が14両とかありますね。
1両からもありますし色々とフレキシブルに対応してますね。」
ひめの「なるほどー。」
ちいか「この中でも6両、それ以下で完結しているのは、
東武の【スペーシア】【りょうもう】
南海の【ラピート】
JR西日本の関西空港特急【はるか】登場時5両、更新後仕様で6両
JR九州の【白いかもめ】
【ゆふいんの森】は登場時3両、更新後仕様で4両になります。
その両数で完結してますので増結、
つまり1両ずつ増やしていく事は無いです。」
ひめの「なるほどねー。
ならこの商品を買えば本物と同じ両数だからこれでOKって事なんだね。」
ちいか「そうなのですが、ここから先が鉄道模型の難点なんですよ(^^;」
ひめの「難点?」
ちいか「鉄道模型は発売したら、それ以降再販するとは限らないんですよね(^^;」
ひめの「つまりカタログを見て欲しいと思っても手に入らない事も有る…と。」
ちいか「ですので今上げた車両が欲しい場合、
新品で手に入れるには、何件かお店を巡って探さないと無い時が有るんですよね(^^;
最悪の場合は手に入らないんです。」
ひめの「うーん。じゃあお店に行かないと売ってるかどうか分からないんだ。」
ちいか「そうなります。」
ちいか「次に買うメーカーを選ばないといけません。」
ひめの「どこでも良いんじゃないの?」
ちいか「…。」
ひめの「なんで黙るの?(笑)」
ちいか「アドバイザーのkazuころんちゃんはじめ、ドール仲間の鉄道模型をやっている人から色々話を聞いたのですが、
『初心者はTOMIXかKATOを買え!』と(笑)」
ひめの「な、なんで?」
ちいか「…。某マイクロエース製品なんですけど、」
ひめの「某じゃなくなってるって(笑)」
ちいか「最近の製品はまだ良い方ですが、過去の製品があまりにも酷いのがあって(^^;」
ひめの「え?」
ちいか「10年前の製品なのですが、発売時からボディの合いが悪くて隙間が大きかったり、
精度が悪くてちゃんとはまらなかったり、オモリ用の鉄板が曲がっていてボディが歪んでいたりと
全体的に完成度が低かったんですよね。
そして10年経った今では、集電スプリングや車輪が酸化して腐食してる固体が多くて(^^;」
ひめの「だ、大丈夫なの?」
ちいか「マイクロエース製品はそういうものだそうですって(笑)」
ひめの「「そういうもの」って(笑)」
ちいか「だから初心者には勧めないんですってば(笑)」
ひめの「じゃあTOMIXかKATOなら安心なんだね。」
ちいか「個体差も有りますから100%とは良い切れませんけど、
初心者の方は安心して買えるメーカーですね。
MODEMOとかグリーンマックスはやはり上級者向けの製品ですし、
有る程度鉄道模型の知識が付いて来たら嫌でもマイクロエース社の製品が欲しくなりますから、
先ずはTOMIX、KATO製品で慣れるのが良いんでしょうね。」
ひめの「嫌でもってところが怖いなぁ(笑)
でもなんでなの?」
ちいか「マイクロエースでしか出さない車両が多すぎるんですよ(^^;」
ちいか「新型スカイライナーもマイクロエースが発売するそうですし。
私鉄の通勤型、近郊型や特急、地方のJR在来線、特急などは殆どマイクロエースしか出さないですからね(^^;」
ひめの「あ、南海ラピートもマイクロエースだ(笑)」
ちいか「まぁ最近の製品は悪くはないですが、やはり中級者から上級者向けですね(^^;」
ちいか「次にメーカーの違いで同じ形の車両でも、
走る事が出来るカーブの半径が違います。」
ひめの「どういうこと?」
ちいか「TOMIXは半径103mmのスーパーミニカーブというカーブが有る事を以前お話しましたよね?」
ひめの「うん。」
ちいか「KATO製品では216mmが最小半径になりますので、
メーカーとしてはそれ以下で走る事を想定してないでしょう。」
ひめの「まぁ普通はそうだよね(^^;」
ちいか「各メーカーが発売しているレールの違いも有りますが、考え方の違いも有ります。」
ちいか「新幹線車両ですがKATOは半径315mm以下では走らせる事が出来ませんが、
TOMIXとマイクロエースでは半径280mmで走らせる事が出来ます。」
ひめの「同じ新幹線でもなんで違うの?」
ちいか「メーカーの考え方なのでしょうね。
Nゲージは150分の1サイズで線路幅が9mm。
レールの幅の事をゲージと呼びますので9ミリ幅のゲージ。
つまりナイン(Nine)ゲージでNゲージとなります。」
ひめの「Nゲージってそういう意味だったんだ(笑)」
ちいか「で、実際の鉄道では縮尺を考えると本物の鉄道ですと設計最高速度が110km/hを超える速度の時は最小曲線半径が600m。
設計最高速度が70km/h以下の速度の時は最小曲線半径が160m。
と言う決まりがあります。」
ひめの「ふむふむ。」
ちいか「計算しますと600mをNゲージの長さにしてみましょう。
600000mm÷150=4000mm。
TOMIXのセットレールですと280mmですから約15倍の半径になります。」
ひめの「15倍?!!」
ちいか「ちなみに280mmのレールを実際の半径にしてみますと、
280mm×150=42000mm=42mのカーブとなります。」
ひめの「…。」
ちいか「つまり実際のサイズをそのまま縮小すると部屋で遊べなくなるのでこのように模型ならではのサイズになってます。」
ひめの「そうなるとKATOの新幹線が通過できる315mmのカーブでもとんでもない急カーブなんだね(^^;」
ちいか「なので新幹線として走らせるにはKATOの考え方の方が理にかなってはいるのですが…。」
ひめの「でも模型なんだからいろんな線路で走らせたいじゃない?」
ちいか「そうなるんですよね。
そうなるとやはりレールの種類が豊富で、そこで走らせる事が出来るTOMIXは魅力ですね。」
ひめの「なるほどねー。」
ちいか「後はKATO製品で発売されている車両セットでも気を付けないといけない事が有ります。」
ひめの「えー?KATOは初心者向けじゃないの?」
ちいか「そうなのですがパワーパックの性能で左右される事なので知っておいてくださいね。」
ひめの「どういうことなの?」
ちいか「室内灯標準装備と言う車両セットが有ります。
『251系スーパービュー踊り子』(10両)
『253系成田エクスプレス』(基本6両、最小3両、最大12両)
『651系スーパーひたち』(基本7両、最小4両、最大11両)」
『キハ58ワイドビューひだ』(基本5両、最小3両、最大8両)
上記のセットはベストセレクションなので定期的に再生産してます。」
ひめの「最初から室内灯が入ってるならお得だね!」
(注)253系成田エクスプレスの3両増結セット、スーパーひたち4両増結セット、ワイドビューひだ3両増結セットには動力車は含まれません。
ちいか「ところがパワーパックのA(アンペア)数の問題が有ります。」
ひめの「あっ!そうだったそうだった。
500mAのTOMIX『N-1』だとLEDの室内灯でも3両しか駄目なんだもんね。」
ちいか「このシリーズはまだLEDの室内灯が出来る前から発売されていましたので、
これがまた問題なんですよね。
例を挙げますと最大12両編成にできる253系成田エクスプレスで計算しましょう。」
ちいか「ヘッドライト60mA+モーター300mA+テールライト60mA+室内灯60mA×12両分=1140mAとなります。」
ひめの「えー!!!『スタンダードS』の1A超えちゃうじゃん!!!!Σ( ̄□ ̄;;;;」
ちいか「10両編成のスーパービュー踊り子ですら1080mAですからねぇ。」
ひめの「…。
じゃあ安全に遊ぶためには1.2A以上が必要なんじゃないのー!」
ちいか「しかもこの室内灯標準装備の車両を発売しておきながら、
発売していた2AのコントローラーをKATOは発売中止してましたからね(笑)」
ひめの「ちょ!こらKATO―!Σ( ̄□ ̄;;;」
ちいか「金八先生みたいですね(笑)」
ひめの「なんかトホホじゃないのー!」
ちいか「それが鉄道模型趣味と言うものなのです!(笑)」
ひめの「もうそれに尽きるんだねぇ…(―△―;」
ちいか「と、言うわけなのでKATOの室内灯が標準装備の車両を買う時は、
コントローラーのA数が1.2Aや2Aクラスでないと走らせられないので気をつけて買いましょうね。」
ひめの「そうなるとさっきのラインアップは初心者向けの車両じゃないって事でよろしいのですね?(笑)」
ちいか「まぁKATOのスターターセットの「スタンダードS」は1Aですから、
それから始めれば室内灯標準装備の車両ですと『スーパーひたち』の基本セット7両編成と、
『ワイドビューひだ』8両編成と『成田エクスプレス』9両編成までですね。」
ひめの「…。
ねぇねぇ。」
ちいか「何ですか?」
ひめの「新幹線16両に室内灯を組んだ場合って…。」
ちいか「LEDになっているN700にLED室内灯ですと、モーターが300mA
室内灯が25mA×16両。
ヘッドライトテールライトのLEDでのA数が手元のカタログには記載されてないので、
室内灯と同じ25mAと仮定しますと…。
合計750mAですね。
60mAのムギ球だと16両×60mA=960mAになるので1310mAになります。」
ひめの「うーん。LEDは偉大だなぁ。」
ちいか「それ以外にも球切れの心配が殆どなく、
ムギ球よりも熱量が少ないので、熱でプラスチックを変形させる恐れもないですしね。」
ひめの「へー、ムギ球は熱でプラスチックを変形させるんだぁ。」
ちいか「値段は高いですけど色々と効果はありますね。」
ひめの「プラスチックを変形させるの?!Σ( ̄□ ̄;;」
ちいか「いま驚かれても(笑)」
ちいか「ムギ球タイプですと長時間点灯したまま走行しているとそうなるらしいですね。」
ひめの「教えて貰って良かった(―□―;」
ちいか「さぁ色々とためになる話ばかり出てきましたがいかがでしたか?」
ひめの「イカもタコもないって!」
ひめの「聞けば聞くほど複雑すぎてわからないんですけど…。」
ちいか「Nゲージって実はハードル高い趣味なんですよ(^^;」
ひめの「欲しいのを買っても持っているセットだと遊べないとか色々調べないと分からないことが多すぎだよぉ(T△T;」
ちいか「そのための番組です(笑)」
ひめの「うにゅー。」
ちいか「では次回いよいよ車両が決まります!」
ひめの「え?決まっちゃうの?!」
ちいか「そろそろ決めないとドラゴン○―ルZみたいに、
毎週毎週元気玉に元気を貰ってるみたいな感じになっちゃいますしね。」
ひめの「いえてる(笑)」
ちいか「と言う所で、今回はここでお別れです。
この番組はちいかと、」
ひめの「ひめのがお届けしました!」
ちいか&ひめの「ばいばーい。」
ひめの「この番組は、ドールと鉄道模型の好きなお友達の提供でお送りしました~。」